クリニックを医療機関の1ブース(診療室)と考えて診療しています。
鶴見区では医療連携が進んでおり、「サルビアネット」という名称の医療ネットワークがあり、患者さんが受診した他の医療機関情報をカルテ上で閲覧可能です。CT・MRI、内視鏡検査など共同利用医療機器検査は院内で予約し結果を説明しており、地域が一つの病院のイメージです。専門外、他科の紹介もネット上で可能で、IT化により患者さんの利便性の向上、リアルタイムでの診療が可能となりました。
西洋医学と漢方医学は世界観を異にしています。漢方治療とは生薬という素材をその伝統的文脈を踏まえて運用する治療法です。当院では呼吸器疾患・アレルギー性鼻炎(花粉症等)、胃腸疾患を中心に漢方を積極的に処方し効果を確認しています。
当院では睡眠時無呼吸症候群の検査・治療を行っております。特に生活習慣病のある方で、いびき、日中の眠気などが気になる方はお気軽にご相談ください。睡眠時無呼吸は睡眠呼吸障害・睡眠障害のなかで最も頻度の高い病態です。1998年から睡眠時無呼吸に対する持続気道陽圧(CPAP)治療法が保険適用で治療が可能です。
IT(情報技術)の進歩により様々な公的機関、メディア発信情報は、医療従事者と患者間の情報量・時間差が無くなっており、我々医療従事者には情報の正しさを見極めることと、情報を分かりやすく提供することが求められます。これは緊急時に限らず平時(日常)でより重要と考えます。
米国のCDC(疾病予防管理センター)が公表している「危機と緊急時のリスクコミュニケ-ション(CERC)」の6つの原則を示します。
医療のリスクコミュニケ-ションでは、患者さんに対する共感や敬意をもって迅速、正確な、信頼できる情報を提供し、患者さんの理解や行動を促進することが重要と考え診療を行います。