メッセージ
2021年に当院のホームページのリニューアルを行うための原稿を書いています。2020年初頭からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行(パンデミック)が1年以上継続している状況で、少なくとも現状において、この病気の脅威そのものとそれに伴う社会経済的なダメージに対する「不安」こそが、最も支配的な感情ではないかと推測しています。2011年3月11日の東日本大震災、相次ぐ豪雨被害(気候危機)などリスク社会化した現在日本において、日常生活はさまざまな「リスク」「不安」「恐怖」に囲まれ健康被害を生じています。
過去の歴史上の出来事からも、例としてスペイン風邪の世界的流行で社会(生活)の変革が起こりました。新型コロナ後の世界、人類の未来はどう変わるのか?明確には分かりませんが、医療はオンライン診療、オンライン資格確認導入などIT化の方向で進んでいます。
開院時に「e-Health」を目標にしましたが、今後は更に、医療のリスクコミュニケ-ションの視点を認識し、患者さんに対する共感や敬意をもって迅速・正確・信頼できる情報を提供し、患者さんの理解や行動を促すことが重要かつ必要と考え診療を行います。
「e-Health」5つの特徴
- 医学・医療・健康・福祉情報サービスを受けることができる。「ヘルス」
- 最新の更新された情報・知識が獲得できる。「コンテンツ」
- 場所も時間も選ばずに簡単に接続できる。「コネクティビティ」
- 様々な商取引を媒介する機能をもつ。「コマース」
院長紹介
院長 倉田 文秋
鶴見駅西口前に2005年4月に開院し、地域の医療活動、家庭医としての役割を(旧)東芝鶴見病院(閉院)退職後も継続しております。
大学病院勤務では幅広い分野の医療を経験し、CCU(集中治療室)の立ち上げに関わり、救急診療に参加してきました。東芝病院勤務では横浜市最初の病院医療機能評価Bを取得し病院の医療機能改善を推進しました。現在は、YKT漢方研究会、横浜・川崎禁煙外来ネットワークを同僚医師と主宰、NPO法人臨床研究適正評価教育機構に参加しています。
経歴
- 日本医科大学医学部 卒業
- 日本医科大学付属第2病院(現:武蔵小杉病院) 内科医長、医局長、集中治療室室長代行
- 東芝鶴見病院 医長、副院長、病院長
学位・資格
- 医学博士
「慢性肝疾患の閉塞性肝静脈圧と全身血行動態および呼吸機能との関係について」
所属学会
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本糖尿病学会
- 日本禁煙学会 他
専門医
- ケアマネージャー
- 身体障害者認定医
- 予防接種嘱託医
- 麻薬施用者免許
- 禁煙専門指導医
- AHA(アメリカ心臓協会)ACLS・BLSヘルスケアプロバイダー
- 認定内科医
- 横浜市身体障害者診断指定医
趣味
- スポーツ全般
- 登山
- 江戸文化・歴史
コラム担当医師紹介
医師 本多 伸芳
倉田院長の東芝時代の同僚医師です。
全盲になって6~7年経ちます。
目は見えなくても医師の知見を武器に某検診センターで働いています。